長いコロナ禍が明け、久しぶりに台湾に行かれる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回、台湾と日本の入国・出国に関して、コロナ前と後にどのように変わったのかをまとめました。
2023年12月現在、日本・台湾ともに出入国に関して、ワクチン接種証明やPCR検査の陰性証明書など、コロナに関する措置への準備は一切不要です。隔離期間や待機期間もありません。
※ただし日本同様、公共交通機関や混雑する場所、高齢者と接触する場合はマスク着用が推奨されています。
【出発前】出国と入国の準備
ここ数年、混雑緩和を目的とした空港のデジタルトランスメーション(DX)化が急激に進んでいます。
従来通りに紙などのアナログ方式でも対応してもらえますが、出発前にスマホやパソコンで事前手続きした方が、搭乗や入国までにかかる時間が格段に短縮されます。
いずれも簡単な入力作業なので、ぜひお試しください。
「台湾入国カード」のオンライン申請
台湾の入国カード(入國登記表)は、2015年よりオンラインでの事前申請もできるようになりました。
機内で紙の入国カードに記入する必要がないので大変便利です。便名がわかり次第、早めに済ませておきましょう。
「Visit Japan Web」の登録
日本への入国手続き(入国審査・税関申告)を事前にオンラインで行える「Visit Japan Web」は、急増する訪日客の急増に対応できるよう開始されたサービスです。
簡単な登録を済ますだけで、帰国当日に長い列に並ぶことなくスムーズな日本入国が可能になりました。
久しぶりに海外へ行く方は、ぜひ公式マニュアルを読みながら登録を進めてみてください。
登録には以下の情報が必要となります。手元に揃えてから始めましょう。
- パスポート
- 帰国便の情報
「Visit Japan Web」を登録しておけば、帰国日のスムーズな日本入国が可能です。
帰国日当日の使い方は、下記動画をご覧ください。
「Webチェックイン」で搭乗手続き
ツアーではなく個人旅行で行く方は、出発前に航空会社のホームページからWebチェックイン(搭乗手続き)を完了しておくと便利です。
さらにWebチェックインなら、座席指定ができるのもメリットだと思います。
またスマートフォンでモバイル搭乗券を取得しておけば、空港で手荷物カウンターと保安検査場へ進むだけなので、スマートに搭乗口へ進むことが可能。
とくにや年末年始やゴールデンウィークといったピーク時期は、搭乗カウンターの大混雑を避けられるので本当に助かります。
《遊台灣金福氣》抽選で5000元が当たる!
台湾観光庁では2025年6月30日まで、台湾旅行応援キャンペーン「遊台灣金福氣」を実施中です。
抽選で50万人に5000元(約2万円)の電子マネーまたは宿泊割引クーポンが当たるとあって、SNSでも話題になっています。
参加資格は、台湾での滞在が3~90日間、団体旅行ではない…等、いくつか条件があります。詳細は下記より公式サイトをご確認下さい。
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【出発当日】日本出国の流れ
①搭乗手続き・手荷物預け(顔認証)
航空会社の「Webチェックイン」利用しない場合は当日空港でチェックインカウンターまたは自動チェックイン機にて搭乗手続きを行う必要があります。
自動チェックイン機(搭乗手続き)
自動チェックイン機では、搭乗手続きと同時に顔認証システム「Face Express」の登録が可能。
「Face Express」はチェックイン〜搭乗ゲートまで、顔認証だけでスムーズに進める画期的なシステムです。
現在は日本航空(JAL)と全日本空輸(ANA)のみの対応となりますが、今後は海外の航空会社も順次開始される予定です。
※成田空港も羽田空港も利用の流れは同じです。
※顔認証データは24時間以内に消去されます。
自動手荷物預け機(Self Baggage Drop)
webで搭乗手続きが完了していれば、そのまま自動手荷物預け機へ向かってOK。その際に顔認証システム「Face Express」に登録しても構いません。
タッチパネルで手荷物タグを発行し、自分でスーツケースに付け、運搬ベルトに載せれば完了です。
驚くほど簡単ですし、困っているとグランドスタッフが声をかけてくれるので心配はいりません。
下記は日本航空の案内ですが、全日空ほか航空会社でも広く導入されています。
②保安検査場(顔認証)
保安検査場の入口でも顔認証システム「Face Express」の登録が可能ですが、すでに登録済の方であれば、そのまま顔認証だけで入場することができます。
その後は通常通り、荷物(上着、携帯電話、PC、カバン等)をトレイに載せてX線検査を通し、金属探知機ゲートをくぐればOKです。
③出国審査(顔認証)
出国審査でも顔認証ゲートを通過するだけなので、その便利さを実感できます。
★出国審査<自動化ゲートの登録で最速に>
出国審査を効率的にするもう一つの方法として「自動化ゲート」の利用がおすすめです。このシステムは日本人でも利用することができます。
顔認証システムだけでも充分便利ではありますが、前述の通り、顔認証データは24時間で消去されてしまいます。
ですが、こちらの「自動化ゲート」の利用を事前登録をしておけば、パスポートの有効期間中は審査官による対面審査を必要とせず、専用の自動化ゲートによる出入国が可能となります。
そしてその登録方法は驚くほど簡単です。
④搭乗(顔認証)
搭乗ゲートも顔認証システムが導入されています。
足マークの位置に立ち、カメラに顔を向ければ認証は完了。その際、搭乗券とパスポートの提示は不要です。
そのまま機内へお進みください。
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【出発当日】台湾入国の流れ
東京から出発して3時間から3時間半ほどで台北(台北松山空港 or 桃園国際空港)に到着します。
①検疫
降機後の到着フロアは3階。頭上の「入境」という表示に従って進んでください。
赤外線体温センサーのゲートを通過すれば、検疫は完了です(健康状態に疑いがあると判断された場合は、別途検査を受検)。
続いて、ゲート左手のエスカレーターで2階に降りましょう。
②入国審査(オンライン入国カード)
2階の入国審査エリアに着いたら、外国人専用の持非中華民國護照旅客(NON-CITIZENS)のレーンに並んで順番を待ちましょう。
オンラインで入国カード申請を完了していれば、
「ARRIVAL CARD(入国カードは)?」と尋ねられたら「online(オンラインです)」と答えるだけでOKです。
※従来通り紙に記入した場合もこちらで提出。
「カメラを見て」と職員から指示がありますので、カメラを見てください。
「人差し指をおいて」と指示があるので、カウンター上の装置に指をおいてください。
入国審査が完了後は、1階へ荷物を受け取りに向かいます。
以下、台湾リピーターの方向けに、さらに便利なツールをご紹介します。
③荷物受け取り
一階では、利用した便名が表示されたターンテーブルで荷物を受け取ります。
ここでは検疫探知犬が乗客の荷物を念入りにパトロールしています。近づいてきたら快く応じましょう。
④税関申告
スーツケースを無事にピックアップしたら税関カウンターに向かいます。
とくに税関申告するものがなければ「Nothing to Declare(申告なし)」と書かれた緑のレーンを進めば入国完了です。
お疲れさまでした!
《遊台灣金福氣》5000元の抽選を忘れずに!
到着ロビーに出てすぐのところに、前述の5000元(約2万円)が抽選で当たる「遊台灣金福氣」の抽選イベントブースが設けられています。せっかくなので、忘れずに抽選しましょう。
以上、台湾入国までの準備と流れでした。
久しぶりの台湾、思い思いにお楽しみください。